地域情報(欧米Ⅳ)_第2回レポート課題
2008年9月、アメリカの投資銀行「リーマン・ブラザーズ」が経営破たんした。「サブプライムローン」と呼ばれる低所得者向けの住宅ローンを販売していたが、住宅バブル崩壊によって大量の焦げ付きが起き、それを買っていた世界中の金融機関・投資家が大損をし、それを販売していたリーマン・ブラザーズは倒産した。そして、この時大統領であったブッシュはリーマン・ブラザーズを救済することはなく、これを機に世界中の金融機関同士が疑心暗鬼になり、お金の流れがストップしてしまう。一連の流れは「リーマンショック」と呼ばれ、今でも景気回復の足かせとなっている。
リーマンショックは日本にも大きな影響を及ぼし、その時少しばかり上向きかけた日本の景気を後退させることとなった。話題となったのが派遣業界だ。各会社がリーマンショックによる業績不良で、それまで雇っていた契約社員を大量に解雇してしまった。突然仕事と住む場所を失った多くの失業者は生活保護を余儀なくされている。
日本の取っている経済体制である資本主義体制は、自由な経済活動、競争社会が主な特徴だが、その結末が大量の失業者を出し...