佛教大学通信のS0619生活科教育法のA判定のレポート。
設題:「気付き」の階層と「気付き」の質が高まる過程について、テキストに示された実践例にふれて述べなさい。
主に教科書や課題図書の内容を引用していますので、参考にしてください。
近年、レポートの不正コピーを対策する大学が増えておりますので、そのままの転用は控え、レポートの合格基準の参考にしてください。
「気付き」の階層と「気付き」の質が高まる過程について、テキストに示された実践例にふれて述べなさい。
(1章)生活科における「気付き」
「気付き」とは「子どもの内側に生じる認識あるいはその萌芽」であり、活動や体験とはまさに多様なことに気付いていくプロセスだといえる。その生成過程や概念についての理解が必要であり、学習指導要領解説生活編には、
・主体的な活動によって意識化されて生まれるもの
・対象に対する一人一人個別の認識であるもの
・次への自発的な活動を誘発するもの
と記されている。生活科では知的な側面に偏ることなく、対象とのかかわりの中で生まれる情意的な面の育ちにも目を向け、活動や体験を通して様々なことに気付き、質を高めていくプロセスが大切である。
生活科では気付きの内容として「自然に関する気付き」、「身近な人や社会に関する気付き」、「自分自身に関する気付き」の三つが重視されている。ただし、小学校低学年の認知特性を踏まえるならば、それらは必ず別々の気付きではなく、「自然についての気付き」が「自分自身の気付き」につながるというように、三者が相互に分かちがたく結び付いている。また、気付き...