江戸時代寺子屋の教育内容について書いております。
参考文献:教育課程論、川並弘純、聖徳大学通信教育部発行、平成23年7月1日
江戸の教育力 (ちくま新書) 新書 – 2007/12
高橋 敏 (著)
第2課題 第1設題
江戸時代の地域社会では、庶民は家職であり、教育も、自然に両親の仕事を受け継ぐために知識や技能を習得した。これらは徒弟奉公と呼ばれ、後の寺子屋にあたる。教育がどんどん進み、専門的に学べる場所が求められるようになっていった。寺子屋と呼ばれる小さな民間の塾で、一般庶民の子供たちが教育を受けられる、唯一の場所であった。
年齢はさまざまであり、入学資格や入学日もなく、卒業なども決められていなかった。学問の先頭に至ったのには寺子屋に学者(手習い師匠)を配布した、八代将軍吉宗であった。師匠と呼ばれる、武士階級にあたる人々は、自宅の一部を教室にしていたのがほとんどであった。個別指導で...