(2問のうち1問を選ぶこと。選んだ課題の記号を○で囲むこと)
A.青年期不適応の類型について論述しなさい。
○B.マーシャのアイデンティティ・ステイタス論について論述しなさい。
(2問のうち1問を選ぶこと。選んだ課題の記号を○で囲むこと)
A.青年期不適応の類型について論述しなさい。
.マーシャのアイデンティティ・ステイタス論について論述しなさい。
青年期の発達心理学の研究テーマとしてアイデンティティを扱ったものが多いが、とりわけ「アイデンティティ・ステイタス」の研究には、多くの研究者が取り組んでいる。「アイデンティティ・ステイタス」とは1964年にマーシャによって提唱されたもので、青年期を迷いや悩みを乗り越えて、自己を確立した状態であるアイデンティティ達成型、自己の確立を目指す途上で、まだ悩みや迷いの中にいる状態であるモラトリアム型、自分の意志ではなく、親や教師など年長者の価値観通りに生きている状態である早期完了型、迷いや悩みの中で混乱している状態であるアイデンティティ拡散型の4類型に分類される。
高校生の実感として周囲の影響を受けやすく、流されやすい性向があり、何かにつけて反発や葛藤を起こす反面、その背後には不安や迷いがある。また、何かと行き詰まりがあると自分のことがよく分からなくなり、将来に対しても不透明であり、進路が気掛かりにはなっているが、...