P6506 英米思想史 第2設題 A判定合格

閲覧数2,497
ダウンロード数8
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     M.アーノルドが『教養と無秩序』の中で述べた、社会を無秩序から救う方法とは何か。社会的・思想的背景を踏まえて説明せよ。
     
     アーノルド(Matthew Arnold,1822-88)は、1844年にオックスフォード大学を卒業後、督学官を経験して1857年にオッックスフォード大学の詩学教授となる。
     アーノルドの生きたこの世紀、ヴィクトリア時代は、英国史上最も発展を遂げた時代であり、英国文学もヨーロッパ全般にわたって多産な文学活動が行われた。
     当時の英国では、版図や海軍、重工業や織物とともにテニソン(Alfred Tennyson,1809-92)の詩やディケンズ(Charles Dickens,1812-70)の小説を誇ることができる。
     ヴィクトリア時代は、産業革命や英国科学の発達、1832年の選挙法改正にうかがわれるような政治的変動から生じた、英国社会の大規模な変革と、その原因でもあり結果でもあった国力の未曾有の伸張によって出現した時代である。
     それまでは、英国というものの可能性に止まっていたことが、全て事実になった時代であり、大規模な社会的変動は、既に英国にあった各種の要...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。