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第1設題 肢体不自由教育における「自立活動」について述べよ。
わが国における特別支援教育は、諸外国の影響や時代の流れに沿って様々な変化をみせながら、ノーマライゼーションの考え方を色濃く反映している形として確立されてきました。普通学級、特別学級として区別するのではなく、できる限りみんなが同じ教育をいっしょに受けるという形に変わりつつあります。社会においても障害者と健常者がお互い特別に区別されることなく、社会生活を共にするのが正常なことであり、本来の望ましい姿であるとする考え方であり、ノーマライゼーションのよりよき実現を目指して重要な役割を果たすのが「自立活動」であります。「自立活動」は、特別支援教育において中核的な存在であり、個々の「生活機能と障害」は様々でありますから、その実態に応じて「個別の指導計画」が作成されます。学校現場においては、特別な支援を必要としている子どもの実態に応じて作成されます。障害についての新しい国際基準であるWHOのICF(国際生活機能分類)を参考に子どもの活動や社会参加の状態、環境と個人因子を含む総合的な実態把握が必要となり、そのためには関係機関による連...