「公的医療保険の概要について説明しなさい」社会福祉士通信課程、評価A(A~D判定中)のものです。 参考文献は「新・社会福祉養成講座⑫社会保障」中央法規2015 です。 文字数1200字程度。全文をそのまま使用ことなく課題の参考にしてください。
昭和36年に国民皆保険が成立した我が国の公的医療保険制度は、健康保険、共済組合、船員保険といった被用者保険と国民健康保険、(以下「国保」)及び後期高齢者医療制度に大別される。
被用者保険制度は民間企業に勤務する者を対象とした健康保険制度と公務員を対象とした共済制度がある。健康保険の保険者は中小企業を対象とした全国健康保険協会(協会けんぽ)および大企業を対象とした健康保険組合とあるが、給付内容に関しては基本的に各制度共通であり、平成15年に被用者保険の本人一部負担が3割に上がり給付率は国保と並ぶなど、内容に大差はみられない。被保険者および被扶養者の疾病や負傷についての「療養の給付」が現物支給で...