Z1102 教育原論1

閲覧数1,732
ダウンロード数15
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    ソクラテスの教育観に注意して彼の教育学的意義について述べよ。

    2015年提出、A評価です。
    よくまとめられているとの評価でした。
    参考文献を活用していますが、基本的にはテキストに沿って作成しています。
    学習にお役立ていただけたら幸いです。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    ソクラテスの教育観に注意して彼の教育学的意義について述べよ。
    ソフィストとソクラテスの教育観の違い

     ソクラテスの教育観を述べるうえで、彼と同じ時代を生きたソフィスト達との教育観の違いを比較することが重要である。

     ソフィスト達は若者に知識や弁論術を教えていた職業教師のことであるが、彼らの根本にあるのは価値相対主義的倫理観である。ソフィストの代表的な人物であるプロタゴラスは「あらゆるものの尺度であるのは人間だ。」と述べた。これはつまり、あらゆることがらの基準は個々の人間の価値観や判断、感情にあるということである。一つの事象において、それが善であるか悪であるかは個々人によって異なっても構わないことを意味し、結果として「<正しいこと>とは、強い者の利益にほかならない」という非道徳的な考えに至った。

     ソクラテスはソフィスト達の、万人に通用する真理は存在しない、善悪の判断は個々人によって異なるという考え方を真っ向から否定する。

    ソクラテスは「知識は普遍的な妥当性をもつ」という考えを主張した。ここでいう知識とは善の知識、善悪の判断のことを指すが、つまり知識は個々人の感情や判断に関わらず...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。