設題のポイントを踏まえ、指定教科書以外の文献も用いながら、どの設題番号も1000字前後でまとめております。※結果はA評価をいただいております。
■科目修了試験
1.医療ソーシャルワーカーの業務の内容について
医療ソーシャルワーカー業務指針の「業務の範囲」で掲げられている6項目、および「業務の方法等」で掲げられているソーシャルワークを行ううえでの留意点について学習する。
医療ソーシャルワーカー業務指針の「業務の範囲」では、①療養中の心理的・社会的問題の解決、調整援助、②退院援助、③社会復帰援助、④受診・受療援助、⑤経済的問題の解決、調整援助、⑥地域活動が掲げられている。「業務の方法等」では、①個別援助に係る業務の具体的展開、②患者の主体性の尊重、③プライバシーの保護、④他の保健医療スタッフ及び地域の関係機関との連携、⑤受診・受療援助と医師の指示、⑥問題に予測と計画的対応、⑦記録の作成等が掲げられている。これらの業務を行ううえでの留意点について、以下説明していく。
人は誰もが、病気・事故・失業などの生活上のリスクを背負っており、これらによって貧困に陥る可能性がある。経済的余裕が乏しければ、傷病による生活への打撃は大きなものとなる。また、傷病によって不安を助長したり、療養意欲を失わせたり、家族関係を悪化させるといった心理...