レポートはB+評価でした。科目修了試験は、設題のポイントをふまえ参考文献も活用しながら、どの番号も1000~1200字前後でまとめております。※科目修了試験の文面の一部は要説と重複しますが、大半は独自に作成しました。科目修了試験は、AorB+評価をいただいております。
「代表的な臨床心理学的援助の方法について述べよ。」
1.はじめに
近年の医療技術の進歩により、これまで治らないとされていた疾病が治るようになってきた。一方、労働環境の変化により、精神疾患、脳・心臓疾患等の作業関連疾患が増加している。これにより、職場復帰を目指して治療を受ける労働者や、治療をを受けながら就労する労働者が増えている。しかし、労働者が治療と就労の両立ができないために、療養後の職場復帰を断念する、あるいは、復帰後に就労を継続できず、離職せざるを得ない状況に陥るケースも少なくないと言われている。また、我が国では2015年12月からストレスチェックの実施が義務化され、職場におけるメンタルヘルス対策等を講じている。こうした取り組みや、相談支援体制の充実が、個人のメンタルヘルスの不調のリスクを低減させるとともに、職場環境の改善につながると考える。そこで、代表的な臨床心理学的援助の方法について、以下述べていく。
2.精神分析
フロイト,Sは、無意識の発見者にして精神分析の創始者である。精神分析理論では、無意識的な力が我々の行動の多くを決定していると考える。フ...