佛教大学の通信教育課程で、2015年度にA判定にて合格したリポートです。
コードは、高等学校地理歴史、中学校社会課程のZ1103です。
コードが違っても、設題が同じ場合はご参考にして頂けるかと存じます。
第1設題についてまとめております。
あくまでも、参考用としてご利用ください。
丸写し等は一切禁止されております。
十分にご注意願います。
第1設題:児童期、青年期において社会的認知(社会性の発達、対人関係(親・仲間))の拡がり、自己意識などがどのように変化するかをまとめよ。
1.児童期の変化
児童期は、親から分離しようとする幼児期と、心理的な自立を果たそうとする青年期の間にあり、比較的身体発達も緩やかであることから、情緒的にも安定した時期であるとされている。
しかし、学校生活が新たに始まることで、そこから得られる様々な経験が、発達の様々な側面に影響を与える時期である。
特に、学校という新しい生活空間を持つことで、対人関係は大きく変化する。大規模な集団、上級生の存在、教師の行動や態度、集団規範に従うこと、何らかの役割を果たすこと、など、今まで体験したことのない体験をする。そのとき生まれる不安から、まず学級集団のリーダーである教師との関係を築き、依存しようとする。しかし、そうした一時的な遊び相手ではなく、子ども同士が結びつき、仲間関係を持つことを積極的に求めるように変化する。
この子ども同士の結びつきは、小学校中学年頃から顕著となる。母親や教師への同調が下降し、仲間への同調が急上昇する。この時期は、「ギャング...