レポートはA評価でした。科目修了試験も4から6まで付いており、設題のポイントをふまえ参考文献も活用しながら、どの番号も1000~1200字前後でまとめております。※科目修了試験は、AorB+評価をいただいております。
「子どもの「不適応行動」について述べよ。」
1.はじめに
現代社会は、交通機関や情報通信技術の発達によって、人も物も情報も激しく行き来するグローバル化社会となった。日本の経済環境も急速に変化しており、それとともに家族や地域社会も変化してきている。高齢者の割合が高く、子どもの少ない社会で、一世帯当たりの人数が少なく、一人暮らしをしている人の割合が高い社会である。そのため、以前と比べて家族や親族、地域で支え合う機能が低下してきている社会となっている。家族や地域で互いに支え合う機能が低下してくるとともに様々な深刻な問題が顕在化してきた。例えば、児童虐待、ドメスティック・バイオレンス、いじめ、不登校、自殺などの問題が多く報告されてきている。人や地域の抱える問題が複雑化・多様化している中、次世代を担う子どもたちが健やかに成長していくために、学校、家庭、地域との連携が求められている。今回、子どもの不適応行動の一つである「いじめ」について、以下、述べていく。
2.いじめについて
文部科学省によるいじめの定義は、『本調査において、個々の行為が「いじめ」に当たるか否かの判断...