S0528 道徳教育の研究 第1設題 A判定

閲覧数1,905
ダウンロード数0
履歴確認
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

  • ページ数 : 5ページ
  • 会員550円 | 非会員660円

資料紹介

80点で合格済のレポートです。
参考にどうぞ。

資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

第1設題 「生きる力」の育成と道徳教育について述べよ。
道徳とは人間の生き方を示すものである。これまで多くの偉人たちによって説明されてきた道徳であるが、偉人たちが言う道徳とは何かを述べたものをいくつか見ていく。
 最初にソクラテスの弟子であるプラトンを紹介する。彼の自著「国家」の中で、洞窟の比喩について述べている。ここでは、人間は精神的に洞窟の中で、鎖でつなぎとめられ、ただ洞窟の奥の方を見つめるにすぎない存在であるとした。洞窟に閉じ込められた人間が事物を見ることができるのは、洞窟内のかがり火の火に投影された影しかあり得ないのである。例えば、洞窟内の鳥を人間はその影しかみることができず、鳥の鳴き声も洞窟内に反響し、あたかもその鳥の影から声が発するかのような錯覚に陥る。このようにして幻を真実と思い込むのである。
 プラトンは、「教育とはこのような偽りの事実を見抜き、真実を求めることだ。」としている。精神的に囚われた人々の鎖を断ち切り、かがり火を見、かがり火の下で鳥を見、さらに洞窟から出て、太陽の下で鳥の真の姿を見つめることが真の教育であり、それこそが人間として、よりよく生きる手段であるとし...

コメント0件

コメント追加

コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。