放送大学大学院の単位認定試験で実際に使用した答案です。 評価はどちらの科目もA○でした。この科目は持ち込み可ですので、ご購入頂ければそのまま試験場に持ち込んでご利用頂くことが出来ます。
特に、社会的協力論は放送教材をしっかり視聴しなければ答案を書けませんので、試験準備の手間を考えればお買い得な商品です。
参考文献は特にありません。
社会的協力論(’14)
問題概要(正確な問題文は放送大学HPのキャンパスネットワークでご確認下さい)
<指示事項>
A.放送教材の具体例から重要な問題点・問題の核心を指摘する
B.Aの問題点について論じる「学者・論者」を一つあるいは一人以上指摘する。
C.A、Bを踏まえて「自分の考え・意見」を論述し、Aの問題への結論とする。
重要なキーワードには下線を引き、600字以上800字以内で論述する。
<問題>
近代的協力の限界を表している放送教材での事例について紹介し、その特徴を指摘した上で、なぜ協力活動の限界が現れるのかについて、その理由を(A)~(C)までの指示に従って論述しなさい。
20世紀初頭の近代製造業に成立した「大量生産方式」は、大量の人間の協力関係を合理的に組織し、大量の製品を極めて安く生産することに成功した。これは、生産規模の拡大に比例して、製品単位あたりの原価が低減する「規模の経済」の成立を意味する。
しかし、現代では組織の大規模化により、逆に生産性が下がる現象が知られている。組織の大規模化が人間の協力関係構築を逆に阻害するというのである。
このような大規模集団における協力...