心理検査論:心理検査作成の手順

閲覧数2,692
ダウンロード数5
履歴確認

    • ページ数 : 6ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    【課題】 心理検査の手順を述べよ。
    【評価】 A

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    第一課題
    心理検査とは、人間の知能・学力・性格・適用をある一定の基準と照らし合わせ、適用・不適用,異常や不正の有無などを調べることである。アメリカの心理学者クロンバック(L.J.Cronbach)は「心理検査とは,ある人の行動を観察し,それを一定の数量尺度またはカテゴリー・システムによって記述するための系統的手順である」と定義している。検査目的には大きく分けると、「知能検査」と「性格検査」に分類できる。上記で述べた「ある一定の基準」とは、検査の標準化であり、検査作成の手順のことである。心理検査の作成手順は、1.原案の作成、2.試行、または予備テスト、3.原案の検討および修正、4.本検査の実施、5.基準の設定、6.検査自体の吟味という流れの6段階に分けられる。
    原案の作成では、初めにどんな目的で行うのか、対象年齢、集団実施または個別実施かにより構成を考案する。測定目的を確定し、その中に含まれる心理的過程や心理的要因の分析を行う。次に、検査時間、問題数、問題形式、回答法、採点法などについて考える。
    試行、または予備テストでは、検査原案をサンプルとしてとらえた集団に対して予備テストを行い、問...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。