公民科(現代社会)学習指導案
1. 単元
「現代の社会生活と青年」
2.単元のねらい
単元名は指導要領に内容として示されている中項目名そのままである。 旧課程でも「現代社会の特質と青年期の課題」として示されており,青年期についての学習は,科目「現代社会」の新設時より一貫して内容の中で一定の位置を占めている。
近年は,これまでの心理学的アプローチに加えてミードやアリエスらの文化人類学や社会史の知見が教科書にも盛り込まれ,個人の内面の発達,自己形成の視点ばかりでなく青年期の存在や特質は歴史・文化・社会によって規定された産物であるという視点が導入されている。 このような視点から自覚的に授業を構成することが,同様に青年期の発達課題を内容にもつ保健体育科や家庭科との重複を回避する途でもあると考える。
3.本時の主題
「現代社会と青年期」
4.本時のねらい
現代青年の特質としては,従来より「スチューデント・アパシー」「モラトリアム人間」「ピーターパンシンドローム」など自立へのむつかしさが教科書に掲載されてきたが,それらの多くは若者の意識に対する大人(社会)の側からの「批判的まなざし」に基づ...