近大姫路大学 教育方法論①

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    ヘルバルトの五段階教授法とデューイの問題解決学習を対比させながらそれぞれの概要を紹介するとともに、各々の特徴、問題点について論述せよ。
    ヘルバルトの五段階教授法とは授業当初に教育内容について予告するという予備、予定している教育内容の説明や伝達をするという提示、既習の教授内容と比較するという比較、当該時間での教育内容をまとめるという総括、教授内容を応用し定着を図るという応用の5段階に分ける教授法である。ヘルバルト主義教授論は、世界に広まり、日本には明治時代に導入された。ヘルバルトは、ペスタロッチの認識過程である「直感から概念へ」ということと道徳的な理念を教育目的とした国民教育の成立と考え、その教育課程として管理・教授・訓練という3つの機能を提示した上で、教授の過程については明瞭・連合・系統・方法という4段階として定式化していったのである。教授過程は、「個々のものを明瞭に見ること」(直観)からはじまり、得られた新しい概念が今までに学習した既有のものに連合されるように配慮し、さらには一定の系統的な知識となるような一般的観念の発達を図り、最後に教授によって発展された観念が実践によって日常生活に...

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