添削担当者の評価を以下に示します。
【設題の把握】 十分
【テキストの理解】 十分
【評価】A
添削者からの訂正が無く、合格でした。
教科教育法国語1 第1設題
新しい学習指導要領では、国語科の改訂の要点として、「学習の系統性の重視」が言及されているが、具体的に、学習指導要領に向き合い、「話すこと・聞くこと」の系統性について指摘しつつ、義務教育修了段階で求められる「話すこと・聞くこと」の力とは何か、また「話すこと・聞くこと」に関する力の育成について述べることとする。
平成20年告示の新学習指導要領では、「系統性」が強調されている。特に中学校の国語において「国語科の指導内容は、系統的・段階的に上の学年につながっていくとともに、螺旋的・反復的に繰り返しながら学習し、能力の定着を図ることを基本としている。そのため、生徒の実態に応じ、各領域の指導事項及び言語活動例、さらには[伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項]を関連付けながら、重点を置くべき指導内容を明確にし、その系統を図っている。」(中学校『解説・国語編』[3 国語科改訂]より)とある。ただしここで言うところの「系統性」は不十分な点が多数ある。中学生における指導は、当然小学校から必須であることがほとんどであり、系統性においては、学年配列をしても有機的・構造的な確立...