日本国憲法第1課題第1投題

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    資料紹介

    『憲法要説』(成文堂)斎藤静敬 1998年

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    第1課題 第1設題
     まず、日本国憲法において天皇は、「日本国の象徴」(1条)であるとされている。象徴とは、抽象的な思想・観念・事物などを理解しやすく表す具体的な存在をいう。例えば、鳩が平和の象徴や百合の花が純潔の象徴とされること同じである。

     大日本帝国憲法と日本国憲法とでは、天皇の持つ権力が大きく異なるのだ。 まず、大日本帝国憲法において天皇は、天皇大権と呼ばれる以下の権利を持っていたのである。

    一つ目に統治権である。主権が天皇にあることを意味している。

    二つ目に立法権。大日本帝国憲法では、国会ではなく天皇が唯一の立法機関であって、国会はあくまでもそれを補佐するものと定められていた...

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