【PA1040】 教職入門 1単位目

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    資料紹介

    2013年度 PA1040 教職入門 1単位目

    1.教員養成の歴史について論述せよ。
    2.教職の専門性について論述せよ。

    使用教科書:『第2版 教師論』森下恭光編著(明星大学出版部)

    講評
    無駄のない簡潔な文章、よく整理された内容でまとまっています。
    2について資料を適切に引用し、考察もしっかりしています。
    子どもとの関わりから生じる課題にもふれるとまとめの部分の甘さが解消すると思います。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    教職入門 1
     1. 教員養成の歴史について以下にまとめる。

     わが国最初の教員養成機関の設置は明治5年5月、東京に設立された「師範学校」である。この師範学校は「学制」の中において、教員の養成は国の責任であると考えられ、「給費制」「就業義務」「徴兵免除の特典」を特徴とした制度であった。

    明治19年4月に公布された「師範学校令」は、学資支給制を明確にし、私費生は認めず全寮寄宿舎制度を軍隊式で行った。また、英語を必須科目とし、服務年限を10年間とした点が特徴である。がしかし、軍隊式の生活規律には、個性の発揮が阻止され自立的態度を育てる障害になるなどの弊害が指摘された。

     明治30年10月に制定された「師範教育令」では、尋常師範学校を師範学校と改め、各府県に数校の設置や私費生を認め、独立の女子師範学校の設置を行った。時代の変遷により、社会事情や教育事情も変化し、師範教育の理念・制度も変化することとなる。第一次世界大戦等に関連して起こった社会事情の激変は教育を変化させることとなり、大正14年には師範学校規定が改正され服務義務の指定義務期間が1年とされ、公費卒業者と私費卒業者ではその期間が...

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