2013年度 WB1010 健康・スポーツ科学論 2単位目 「高齢期における、加齢による体力変化について説明し、健康維持のためにどのような運動を行ったらよいか、述べなさい。
使用教科書:『生涯スポーツと運動の科学』 森谷 潔 監修(市村出版)
講評
加齢による体力変化と運動の紹介についてわかりやすく説明されています。
2013年度、【明星大学】、レポート、通信教育、健康・スポーツ科学論
健康・スポーツ科学論2
課題を受け、高齢期における、加齢によっての体力変化を説明するとともに、健康維持のためにはどのような運動を行うことが効果的であるかを述べる。
まず、人間の体力は、20歳代をピークとして加齢とともに衰え始める。なぜなら、人間の細胞は古くなると老化し、死滅する。死滅した細胞は、新しい細胞へと、置き換わる場合もあるが、すべてが置き換わるわけではなく、加齢とともに細胞は減少するのである。特に臓器は、細胞が減少することによって、本来持つ正常な状態で機能せず、さまざまな面での能力が低下するのである。
また、筋肉組織の量(筋肉量)と筋力においての減少傾向は、30歳前後から始まり一生涯続くのである。筋肉量は一般的に、高齢期に入った後、75歳を迎える頃には、若い頃(20歳代)の約半分になると言われている。さらに、骨密度の低下による骨量の減少は、骨が弱くなり、骨折しやすくなる。
そして、神経機能の低下は、行動や判断反応に影響を及ぼし、活動の低下や行動意欲の低下もおこり始めるのである。
以上を踏まえて、私は、高齢者が健康および、QOL(Quality of Life)を維持・...