2015年最新版。第1設題&第2設題ともにB判定でした。
参考にご活用ください。
英語と日本語の文法構造または意味構造上とくに有意な差が生じる部分に関して、特定のテーマを設定して日英語を比較対照し、両者の違いをデータに基づいて具体的かつ一般性のある形で論ぜよ。
本レポートでは、英語学習者が理解に苦しむ、日本語と英語の否定疑問文に重点をおき、それぞれの言語の意味構造を比較し、違いを明確にすることを目的とする。日本人は英語を学習する際に、基本的な構文や、語彙の対応から変化する場合に負の転移や干渉が起こりやすく、間違った表現をしてしまいがちである。あるいは、文法的にも正しいとしても実際のコミュニケーションの場面で正当に通用しない場合もある。
そういったことが起こる理由として、日本語と英語には殆ど共通するところがないといっていいほど言葉の特徴、文法から書式まで、多くの点で対照的であることが挙げられる。またその起源や歴史的にも、共通する部分はない。「~ではないの?」「~はしないの?」といった否定の語句を含む疑問文を否定疑問文という。これは、英語の否定疑問文に対する答えが日本語の答え方とは逆になるため、日本語話者にとっては難しいと言われている。
例えば、このように疑問文が肯定文...