教育方法学1

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従来の知識伝達を重視した授業の設計と評価に対して主体的な学習を基本とする授業についての設計と評価の特徴を比較し、その比較の視点毎にまとめて授業設計並びに評価についての留意点を述べよ。

1. 導入

 現在我が国では、学習意欲の減退が問題となっている。教えることを中心に組織されてきた授業は、効率的に知識を伝える一方で、教えられるという受け身的な態度を育ててきた。実際にPISA調査では、読解力や記述式の問題に課題が見られた。こうした流れを受けて、新学習指導要領では、基礎的な知識・技能の習得と同時に、問題解決のためにそれらを活用して思考する力・判断する力・表現する力の習得を目指している。それに合わせて教育の役割も、知識伝達を重視した授業から主体的な学習を基本とした授業への転換が求められている。

2. 設計の比較

授業設計は、教育社会学や教育心理学の知識を適用すれば実現するという単純なものではなく、しっかりと概念を意識し、毎日の授業設計を繰り返す中で試行錯誤を繰り返し、作り上げていかなければならない。

①視点による違い

二つの授業をそれぞれ設計する上での注意点は、同じ内容であっても教...

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