明星大学 PD3030  漢文学 課題2

閲覧数2,702
ダウンロード数30
履歴確認

    • ページ数 : 6ページ
    • 会員660円 | 非会員792円

    資料紹介

    合格済レポート例
    課題2
    「『契舟求剣』を現代語訳して、指導のポイントを説明しなさい。」
    ・現代語訳、指導のポイントを要点をしぼって分かりやすくまとめております。

    参考文献:小川環樹・西田太一郎『漢文入門』(岩波書店)1957
           田部井文雄・菅野禮行・土屋泰男『漢文学習ハンドブック』(大修館書店)1990

    タグ

    明星大学漢文学

    代表キーワード

    明星大学文学PD3030

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    <「契舟求剣」現代語訳>

     楚の国の人に揚子江をわたる者がいた。その者の剣が、舟の中から水に落ちてしまった。

    にわかにその舟に印をつけて、「ここがわたしの剣が落ちたところだ。」と言った。やがて、舟が岸に着いて止まった。その後、彼は印をつけておいたそこから、水に入って剣を探した。舟はすでに進んでしまっている。しかし、剣は進んでいない。このように剣を探すことは、まあ本当に見当違いではないか。

     この古くさい制度で国を治めることは、これと同じことである。時勢はすでに移り変わってしまっている。しかし、制度は変わっていない。こうした制度で政治を行うことが、どうして難しくないということがあろうか、

    いや難しいであろう。

     揚子江のほとりを通り過ぎた者がいた。その者は、ある人が赤ん坊を引いて、今まさにその赤ん坊を揚子江の中に投げようとし、その赤ん坊が泣いているところを見た。その者

    は、その理由を聞いた。赤ん坊を投げようとしていた人は「こうするのは、この子の父は泳ぎが上手だったからで、心配はいらない。」

    と言った。いくらその子の父が上手に泳げるといっても、赤ん坊であるその子がどうして

    ...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。