社会福祉士養成通信課程の課題です。
レポート評価A評価になります(A~Dの4段階中)。
科目名:『地域福祉の理論と方法②』
<ポイント>
①地域福祉の推進(ネットワーキング、社会資源の活用、調整・開発、福祉ニーズの把握、地域トータルケアシステム、サービスの評価方法)について理解を深める
②地域福祉におけるネットワーキングの意義と方法及びその実際について理解を深める
<参考文献>
・社会福祉士養成講座編集委員会編『新・社会福祉士養成講座 第9巻 地域福祉の理論と方法』中央法規、2010年
ソーシャルワークを展開する上で、地域における社会資源を有効に活用することや各社会資源間の調整を図ること、さらにその地域に存在しない社会資源については新たに開発をすることが必要となる。本稿では、地域における社会資源の活用・調整・開発について考えたい。
ソーシャルワークの機能として、社会資源を活用し、クライエントのニーズの充足を図り、生活問題の解決を図ることが挙げられる。その際、社会資源は重要な構成要素である。社会資源とは、地域住民の福祉ニーズを充足させるための制度や施設、サービス、人材、組織、活動、資金、情報等を指す。これらは、①フォーマルな社会資源と、②インフォーマルな社会資源に分けられる。フォーマルな社会資源は、法律により存立基盤が整備され、安定性に優れているが、利用対象が限定されることや一定の手続きが必要であるため融通性に欠ける。一方、インフォーマルな社会資源は、長期的な支援では安定性に欠けるが、基本的に提供者と利用者間の合意で開始され、対象や利用方法において柔軟かつ融通性が高い。
近年、地域福祉の社会資源が多様化している中、十分に資源が活用されていない現状がある。地域社会...