大阪芸術短期大学部、通信教育部保育科、憲法リポート、H26年3月提出、評価:B,
AJ,、NJ15~18対象、PJ、TJ,FJの15~18対象
60 年以上前の日本は戦争で多くの命が失われた。私たちは戦前の過ちを二度と起こさず
幸せに暮らすためにも大日本憲法における平和主義をあげている。世界でも戦争を禁止す
る流れにあり、国際連盟が設立された。それに伴って国際憲章が作られ国同士の争いは平
和的な手段で解決するように呼びかけている。日本国憲法における平和主義は前文では基
本的人権と尊重と国民主権と並んで基本原理として挙げられている。さらに第 9 条では『戦
争の放棄、戦力の不保持、交戦の否認』といった理念を表している。また前文では『平和
のうちに生存する権利』である平和的生存権をあげていることから戦前の悲惨な出来事か
らの反省を立って平和主義を強く唱えていると思われる。しかし、『武器を持たない』と謳
われながらも 1952 年に GHQ から警察予備隊の設置が義務付けられた。これが 1954 年に
保安隊に改編され、やがて自衛隊と呼ばれるようになった。そして自衛隊が第 9 条に違法
とするかどうかの対立が今日まで続いている。一見平和主義と矛盾しているように見える
が、自衛隊のもつ意味を含めて第 9 条の解釈をまとめていきたい。 ...