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設題　道徳教育の意義について述べよ。

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道徳教育の意義について述べよ。
　本レポートでは、道徳教育の意義を、欧米の代表的な哲学者・教育者の道徳教育観や、学習指導要領、そして教育基本法をもとに明らかにすることを試みる。
　まず初めに「道徳」の定義を明かにしておく。大辞林では「ある社会で、人々がそれによって善悪正邪を判断し、正しく行為するための規範の総体。法律とは違い外的強制力としてではなく、個々人の内面的原理として働くものをいい、また宗教と異なって超越者としての関係ではなく人間相互の関係を規定するもの」と述べられており、広辞苑では「人のふみ行うべき道。ある社会で、その成員の社会に対するあるいは成員相互間の行為を規制するものとして、一般に承認されている規範の総体。法律のような外面的強制力を伴うものでなく、個人の内面的なもの」と述べられている。このように、両者の辞書ではが道徳を外的強制力のないもの、法律によって拘束されないものとして定義しているのに対し、日高六郎は道徳を「社会規範」の一つであり、それは社会的一般化し、是認され、ある程度強制されるものである述べている。つまり、道徳は、個人の自発性に支えられている面と、社会から強制され...

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