実験1 : 電子天秤、および測定値の取り扱い
2005.04.06(水)
一般に実験者が分析したパラメータは種々の誤差(系統誤差、偶然誤差)を含んでいる。これらは同一の試験を反復測定することで信頼度を増し、誤差を小さくすることはできるものの、真のパラメータに一致させることは極めて難しい。また、分析操作は全ての試料(母集団)に対してではなく、抽出されたその一部(標本)に対して行う場合が多いので、資料全体に対して標本が十分妥当なものであるかは統計学の手法を用いて検定する必要がある。
【実験の目的】
これから本格的に分析化学他の実験、実習を開始するにあたり、極めて重要な位置づけにある電子天秤の操作法を習得する。
また、データの解析にあたって、その統計的処理法を併せて学び、今後の実験、実習の基礎とする。
【使用実験装置】
電子天秤 : METTLER TREDO社製 AG104
その他、秤量容器として薬包紙、秤量サンプルとして錠剤7錠。
【電子天秤 AG104 操作法】
1,<ON/OFF>キーを短く押し、スイッチを入れる。
2,風防ドアーを開け、秤量容器(今回は薬包紙)を秤量皿...