2014年   国際政治史第3課題 評価5

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    2014年 国際政治史 第3課題
     第2次世界大戦後、連合国が主導した「ニュルンベルク裁判」と「東京裁判」について比較しながら論述しなさい。
     第2次世界大戦後、日独両国の戦争指導者を戦争犯人として審理した、国際裁判が行われた。その構想は戦争初期から連合国によって主張され、ドイツについては「ニュルンベルク裁判(ニュルンベルク国際軍事裁判)」、日本については「東京裁判(極東国際軍事裁判)」と呼ばれた。

     大戦後の主要戦犯犯罪としては、ニュルンベルク裁判が第一幕、東京裁判が第二幕であり、ニュルンベルク裁判がモデルとなったといえる。

     しかし、両裁判には、様々な相違点がある。

    (1)ニュルンベルク裁判では、米英仏ソの4大国が対等の立場で裁判所を設置・運営した。この裁判では第一段階で「ナチス・ゲシュタポ・その他の組織が一味となった全般的共同謀議を立証すること」、第二段階で共同謀議の一員である被告を特定することであるとした。つまり、犯罪組織(犯罪集団)が訴追対象となったのである。一方、東京裁判では、判事や検察の任命をはじまりその全過程でアメリカが主導権を握った。日本にはドイツほど集団として...

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