デザインと美術の違いは、「メッセージ性が大衆に理解しやすいか否か」という点であると私は考える。美術作品の場合、作り手が発信するメッセージは、美術作品が作られた当時の時代背景や哲学、宗教などの知識がないと理解することは難しい。それに対し、デザインは多くの人が瞬時に理解できるものが優れた作品となる。この理由に至った訳を以下で述べていく。
デザイン、美術とは一体何なのだろうか。まず、デザインについて考えていきたい。
デザインとは、『人間の行為(その多くは目
的を持つ)をより良いかたちで適えるための「計画」である。人間が作り出すものは特定の目的を持ち、それに適うようデザイナー(設計者)の手によって計画されるのである』(『フリー百科事典ウィキペディア』)と説明されている。
デザインⅠの面接授業で先生は、「デザインとは伝えるという機能があり、言いたいことをいうのではなく相手に伝わるようにするのがデザインである。そのために分析を行い、問題を見つけ解決することが重要で、本質をつかまなければならない」とおっしゃっていた。
また、グッドデザイン賞のホームページでは、グッドデザイン賞を以下のように説明...