評価B
講義とグループ討論を踏まえて、社会福祉の政策と実践(労働)に求められていることは何か。あなたの考えを述べなさい。
私が考える、社会福祉の政策に求められていることは、政策主体である国家、地方自治体がいかに生存権の保障、人間の発達の保障を確保し、いかに国民の要求に応えられるかという事である。
特に現代社会においては、資本主義社会の歴史の中で確立してしまった経済格差が大きな問題となっている。国家や地方自治体は、その格差の現状、貧困問題を把握し、ナショナルミニマムをどう保障していくのかを政策に反映し実践しなければならない。
例えば、現在の政策で、最低賃金は低く設定されており、さらに地方ごとに設定額は違う。最低賃金を引き上げ、なおかつ設定額は全国一律にしなければならない。これによって、中小企業の人件費負担は増えるが、それを補うために中小企業に対しての更なる保障制度を政策として実践しなければならない。
現在は最低賃金に合わせた形で生活保護費も引き下げられていくという悪循環や、自己責任、自己解決とうたった制度によって、生活問題が個人の問題として扱われているが、すべては社会問題としてみなければ根本...