佛教大学 W0502公的扶助論第一設題

閲覧数1,957
ダウンロード数12
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    評価B

    設題「現代の貧困の特徴と構造についてまとめ、その解決のために何が必要かについて考えよ。」

    タグ

    佛教大学通信2014201520162017

    代表キーワード

    佛教大学公的扶助論W0502

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     現代の貧困の特徴と構造についてまとめ、その解決のために何が必要かについて考えよ。
     現代の貧困の特徴は、第一に憲法で規定された、国民の最低限を支えているはずの社会保障、特に生活保護法の規定する保護基準以下の状態におかれ、その中に膨大な低所得者層が存在するという事である。特に失業と非正規雇用層のワーキングプアの存在が大きく、若年層の失業率の高さ、派遣労働者やフリーターの厖大な存在はかつてみられない特徴となっている。
     第二の特徴は、現代の低所得者層に最も集中的に現代のグローバリゼイションの新自由主義による資本主義的矛盾が現れているのであるが、国民一般階層においても、潜在的に貧困化が進んでいる点に特徴がある。一般階層にも、低賃金・低収入が見られ、他方では税金や保険料が増し、生活基盤確保の負担がローン返済という形で増加している。これらの費用は生活の長期安定化の為に不可欠なものであり、そこに選択の余地はないので社会的に強制された「社会的固定費」となる。結果、収入から社会的固定費を差し引いた実質的可処分所得が低下することになり、それは労働力の肉体的再生産費である食費や衣服費や、教養娯楽費や交際...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。