病態 動脈瘤

閲覧数2,048
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 4ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    病態
    【動脈瘤について】
    血管の壁が薄くなって大きく膨らんでくる病気を動脈瘤といい、風船のように膨らむものや、全体的に膨らむものなどがある。動脈がこぶのように膨らんでも血管の機能が低下する事はない。動脈であればどこにでもできる可能性があるが、病変の存在部位から、胸部大動脈瘤、胸腹部大動脈瘤、腹部大動脈瘤に分類される。いずれも動脈壁が血圧に耐えられなくなり、徐々に拡張したものであり、瘤部の拡大は加速度的に進行し、放置すればやがて破裂する運命にある。炎症性の一部のものを除いて初期時には無症状である。ある程度の大きさになると、背部・腰部のはっきりしない鈍痛や腹部を圧迫感や拍動しているこぶ(腹部瘤)を自覚することもある。または、嗄声、嚥下障害(胸部瘤)などの症状が出現するようになる。これらの症状の急激な出現や増悪は、瘤の拡大が加速していることを示唆していて、対応を急ぐ必要がある。無症状だから、治療しなくてもいいといえないのがこの病気の特徴である。ほっておいた場合、こぶが破裂(大動脈瘤破裂)する危険性があり、破裂した場合、血管の中には血液がなくなり、ショック状態となって命を落とす場合がある。つま...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。