平成26年度近大姫路大学通信教育課程「臨床こども学」合格済みレポートです。レポート作成の参考としてお使い下さい。
設題:子どもが自己発達を遂げるとはどのようなことを言うのか、その実現のためには何を踏まえなければならないかについて1500字程度で述べてください。
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◆総評◆
設題の理解 ― 2:理解できています
文章の表現 ― 1:良く表現されています
参考図書 ― 1:有効に利用しています
内容 ― 1:内容が豊かであり、よく学習しています
◆所見◆
子どもの発達について、S.フロイトに始まり、様々な考え方がありますが、近年、次第に子どもの個が持つ生得的資質・気質・知能と、対象者、特に母親の個の二者関係から自己発達の仕方を捉える見方に変化しているため、新しい本や文献をおすすめします。
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設題2:子どもが自己発達を遂げるとはどのようなことを言うのか、その実現のためには何を踏まえなければならないかについて1500字程度で述べてください。
S.フロイトの発達理論によると、0~2歳までの子どもは母親に全面的に依存した存在であると同時に、自分と母親の区別が出来ておらず、母親が差し出すものを自分の一部が思うように動き欲求を満たしてくれている様に感じるという。そして2歳を過ぎると、トイレット・トレーニングなどを通してそれまでの母親への依存から少しずつ自立へと向かい、母子の別考、性差などを知りながら自己意識が高まっていくとした
また、彼の娘であるA.フロイトは、直接的な資料に基づく発達論の確立を試み、乳幼児期から青年期までの発達の様相を8段階に分けた以下のような発達ラインを提唱した。
①母子の生物学的一体性(母子は生物学的統合対として存在し、それぞれの自己愛が互いに他を包み込む。)
②欲求充足的な依存関係(母子は、子が必要や本能を満たそうとしたときにだけ依存関係をつくる。)
③対象恒常性の達成(対象(母親)のポジティブなイメージが心に確立し、対象に対する瞬間的な満足・不満足を超え...