0379文章表現法_分冊2【日本大学通信教育・合格レポート】

閲覧数2,150
ダウンロード数2
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員660円 | 非会員792円

    資料紹介

    文章表現法_分冊2合格レポートです。科目修得試験過去問(H18/1回~H25/4回)付。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    文章表現法 分冊2
    文芸評論家の書いた説得や説明を主眼とする評論を取りあげ、その主題・方法・特質などについて説明しなさい。(評論文の引用は、説明する内容を的確に示す部分)
    〈ポイント〉

    さまざまな評論文の特質について考えておくこと。

    〈キーワード〉

    主題・方法・特質・文章の特徴
    中村真一郎『本を読む』(新潮社、一九八二)に収められている「長い読書」を取り上げる。

     代表作『四季』などで知られる小説家である中村氏は、創作のかたわら、ヨーロッパ文学や日本の古典文学の評論などに幅広く活躍した。この文章には、中村氏自身が一冊の本を三十年かけて読了した経験を中心に、本の楽しみ方やさまざまな読書方法が記されている。以下、文章の展開について説明していく。

     まず、導入にあたる五段落目までは、堀辰雄から提案された輪読会の思い出が記されている。この体験によって筆者は、「一冊の本を気長に愉しむ術を覚えていった」とし、読書教育の師である堀が、時間をかけて読み込んだ本の「あまり凝った読み方」を紹介している。

     次に、展開の前半部分にあたる第六~九段落目には、筆者が味わいながら読んだトーマス・マンの...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。