A判定。中央法規2011
保健医療サービスとは「健康を回復、改善、保持、増進することであり、精神的、身体的、社会的なウェルビーイングを焦点にして個人・家族(ミクロ)レベル、組織・地域(メゾ)レベル、制度・政策(マクロ)レベルまで含んだ範囲に介入することが目的とされている。平成元年に、厚生省医療ソーシャルワーカー業務指針検討会による「医療ソーシャルワーカー業務指針」では、医療ソーシャルワーカーは、病院、診療所、介護老人保健施設、精神障害者社会復帰施設、保健所、精神保健福祉センター等、精神保健を含むさまざまな保健医療期間に配置されている、ソーシャルワーカーであると広い範囲で捉えられるようになった。
専門分化が進行しつつある医療にとって多職種多機関との連携が患者や家族、そして地域に対する直接的、間接的な統合ケアが成立する重要な要素となる。
連携の種類として、患者の退院後の生活を支える地域関係機関、地域多職種との連携をとるチームワーキングという「線の連携」と一医療機関で完結していた医療サービスから地域において機能分化した複数の保健・医療・福祉機関との間で連携しつつ継続し統合されたサービスを行うネットワーキングとい...