明星大学通信教育における2013年度の合格レポートです。少しでも皆さんのお役に立てたら光栄です。
○講評
各学校が教育目標や教育計画を「学校づくり」の観点から構想し、その達成状況(結果)を自己評価し、保護者や住民にアカウンタビリティ(説明責任)に基づき説明することが求められている。いわゆる学校評価とアカウンタビリティによる学校の責任体制化が確立されたのである。
教育の制度と経営
2単位目
○課題
1.学校経営もしくは学級経営についての近年の動向のうち、関心のある課題の要点をまとめ、見解を述べよ。
2.家庭教育と地域教育力の現状と問題点について考察せよ。
1.学校における「学級」とは、子どもにとってどうあるべきか。家庭や家族と同様に、児童の生活の基礎となる場であるのが「学級」である。そこは児童が1日の内の多くを過ごす場所であり、子どもたちは学級生活の中で集団生活や人間関係の大切さを学ぶことになるため、非常に重要な場所であるといえる。その「学級」という空間を子どもにとっていかに「居心地のいい場所」にできるかは、担任に課せられた大きな責務である。『提要』にも「自他の個性を尊重し、互いの身になって考え、相手のよさを見つけようと努める集団、互いに協力し合い、よりよい人間関係を主体的に形成していこうとする人間関係づくりとこれを基盤とした豊かな集団生活が営まれる学級や学校の教育的環境を形成すること」とあることからも、その重要性をうかがうことができる。子どもたちは学級における「自己の存在(居場所)」を確認し、仲間と「共感」し、自己の判断で行動し「...