日本国憲法のレポートです。A評価をいただきました。
参考資料は教科書と一部ウェブサイトを使用しました。
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設題内容:「法の下の平等について」
作成字数:3291字(設題文、参考文献記載文字数含む)
法の下の平等について
「法の下の平等」とは憲法14条に述べられる個人の尊厳を保証するものであるが、これを紐解くにあたり、まず「法」の形成について言及したい。
そもそもなぜ「法」は必要なのだろうか。法は良法悪法問わず過去幾つも作られ、改正されてきた。それらはすべて須く人の住む世界をより良く住みやすくするためのものである。即ち幸福追求の結果、法は形成されてきたと考えられる。
ここでまず、原初的な「法」、「法治国家」の形成を例に挙げてみよう。
そもそも人はひとりひとり生物として平等であるが、身体的差異などから少なからず優劣は発生し、それは時に支配と服従の関係へと深化する。ところが身体的差異などは混血や遺伝などで必ずしも常に優劣を固定できない。これを固定するための後付がいわゆる身分制度ではなかろうか。つまり身分制度も一種の法であり、人々の判断を左右させない絶対的効力を持つものとして定められていると考えられないだろうか。この仮定に従えば、身分制度に依って統治される国家も即ち法治国家である。しかし例えば身分制度に依って統治される国家が何らかの事由で身分制度を撤廃し、かつ差別化を禁じる法を制定した場...