噺家として有名な桂文枝師匠の御講演の内容をまとめました。
あなたの楽しい人生のための糧になりますように。
桂文枝師匠の御講演
リーダーは人に影響を与える人
(人類で)人種を超えることはできる
いい音楽はどこでも受ける
世代を超えるのが難しい byカールスモーキー石井
一番この世界で大事なことっていうのは
(1)創意工夫…人と同じことをしない
例)300年の落語, プロには「その人の個性」がいる
アチャ子さんの公開コメディーにあこがれた
70近いのに少年だった師匠を夢中にさせた
広く支持される芸人になりたい
そのためには…と考えて今まで来た
演劇部 → お金稼ぎのために漫才 → なんば花月で運命の出会い
それがやすしきよし師匠(めちゃくちゃこわい。こんな世界よう入らんわ)
しかも楽屋で風呂から上げると背中に…めちゃくちゃ…色鮮やかな絵
があったんですね(笑うみんな) → 世界がちがう → 大学へ
大学で米朝師匠の落語をみる → 入門したいがざごばさんが
こわいなぁ…、枝雀さんもいた みんな遊び呆けてるとき勉強した
米朝師匠は四天王の中心(「我々のバイブル的な本になった」)
昔、いくよ亭の看板に薬…理由は「笑いは気の薬」
繁盛亭(ビルに囲まれた中で「ふっ」と昔に帰れる)
四角四面のポストでさえも恋の仲立ちするわいな
師匠が60の時、米朝師匠が
「あぁ~おまはんも60か。噺家としてはこれからやなぁ…」
薬の字を書いてくださいと頼んだが、師匠は楽と書かれた
どうしてか?「草というのは本格的でないという意味
がある。知ってかいたんや」 草野球など
米朝師匠が風呂に1時間入ってまた出て、
「やっぱり字は堪忍して」そっからまた小一時間
粘って、師匠が薬と書かれた(一同笑い)
大学4年生で入門。先代文枝師匠が学生時代の
友達にため口を使った文枝師匠に
「お前は何であんな口をきいた?芸人にとっては
みんなお客さんや。みんなに丁寧にしなあかん
芸人になるということは人間をみがくということや」
師匠は母1人子1人で母の兄にあずけられた
友達といるときが一番楽しいけどみんな
帰っていく。「私がおもろないからか?」おもちゃ
も限られてるから工夫した。あんなんどうや。こんなんどうや。
→ 番組作りもするように。私の支えになってます。
工夫が大事。ふつうより大きい名刺ではみ出し
たところに名前と番号 → 箱に入らない → 覚えてもらった
どうしたら愛してもらえるか考えたのがよかった
中華街の会長に「こうやりたいとかができる」
と言われ会長を引き受けた。
(1)お客さんを大事にする
(2)人にやさしくする が基本じゃないかなぁ
質問に対して「…要約するとどういうことですか?」
(一同笑)
みんなのカリスマにならないと、引っ張っていけない
新人にも丁寧に、いつお客様にまわるかわからへん
自分の中できちっとヒエラルキーを作る
この世界はたて割り。絶対に師匠が偉い。
だからやさしくしてあげることが大事。
心掛け。みんなに喜んでもらえるように。
その時代々々の情報を容れて。
①健康、活力☆ ②稽古
☆いい舞台につながる
「古けりゃい、わかりにくけりゃいい」は間違い
温故知新。温め直すことが大事
古典よりも面白いものを自分を信じて
時代時代見ながら、自分たちは
どういう風な戦略で行くか。かわってきてる。
ダウンタウンも車のとこまでくる。礼儀正しい。
さんまさんも番組おわってもやさしい。
芸人200人でみその湯。写真とろう。
さんまさんが「みんなでいらっしゃ~い」をやろう
という細やかな気づかい。仕事外でも若い子を可愛がる
迎合する場合としっかり伝える場合
失敗してもそんなんくよくよすることないんちゃうか
→ 常にええようにええように考えて落ちこんだりしない
成功したら、「1人が10人にしゃべって…すばらしい!!」
海外では日本で受けない所が受ける
通訳がかってに変えてうまい訳
そのうちに「誰がやってるんや」となる
「話すことがなくなって沈黙…どうすれば?」(学生の質問)
「…はい。それぐらいしゃべれてたら十分です」(一同大爆笑)
師匠はいろんなことに興味がある
浅く広くね。話のタネを用意。
流行の本、映画、マンガ
いろいろ見たりきいたりするっていうのは
自分にとっても+になるし、人の話についていける
iPadでいろんなゲームする
弟子がうそついたり、理不尽なときは自分の弟子には怒る
支えてくれる人にはちょっとムカつくことが
あっても怒らない
「成功の半分は忍耐である」 by森繁久彌さん
緊張するっていうのはすごい経験。楽しめばいい。
笑いやさんっていう人がいる。
ある人が「わたしは失敗したことがない。成功するまでやるからや」