社会福祉科通信教育のレポートです。文字数は1600字程度。
人権擁護と福祉政策について、「バルネラビリティ」というキーワードにも触れながら述べています。
参考までにどうぞ。
医療ソーシャルワークは、患者やその家族の生活上の困難や障害を取り上げ、社会福祉
・社会保障などの諸制度を利用して、その問題解決を目指して援助することを主な課題とするものである。近年、介護保険制度の創設や病床区分の見直しなど医療制度改革が行われ、保健医療を取り巻く環境は変化している。疾病を有する患者などが、地域や家族において自立した生活を送ることができるよう、社会福祉サービスの充実が必要とされている。そのなかで医療ソーシャルワーカーの役割に対する期待は大きい。
高齢化社会、疾病構造の変化、生活水準の向上や健康意識の高まりにともない、国民の医療ニーズは高度・多様・複雑化してきている。また医療技術も科学技術の進歩により、高度化・専門化してきている。医療環境の変化は、包括的、継続的医療の必要性が指摘されるとともに、心理的問題の解決を援助するサービスが求められている。
近年においては、高齢者自立支援を理念とした介護保険制度の創設、老人訪問看護サービスの制度化、在宅医療・訪問看護を医療保健サービスとして定着・普及が進められている。また、医療法改正により機能分化が行われ、民法の改正により、...