PA1030 教育の制度と経営 2 単位目 2012 年度
『現代社会における教育の制度と経営』青木秀雄・岡本富郎著(明星大学出版部) 配本年度2011 年度~
注)この科目は、使用テキストによってレポート課題が異なります。テキスト名を確認し、テキストにあった課題を学習してください。
1.学校経営もしくは学級経営についての近年の動向のうち、関心のある課題の要点をまとめ、見解を述べよ。
2.家庭教育と地域教育力の現状と問題点について考察せよ。
①学級経営は、学校経営の基本的方針のもとに、教師が学級を単位として、一定の教育理念に基づいて展開する、組織的で計画的な実践の総体を指している。学級経営という言葉は日常的に用いられているが、教師の間で共通の理解が成立しているわけではなく、その領域や機能についても多様な見解が展開されてきた。広義には、学級における教師の活動を経営活動と教育活動に分けず、学級を単位とする教育活動や学級担任としての職務のすべてを学級経営とされ、学級づくりと表される。
学級経営の主な内容については、①子どもおよび学級集団構造の理解。②学級生活の設計と集団の形成・維持。③学習環境の整備。④コミュニケーションの促進。⑤トラブルの処理。⑥学級経営の評価などの6つがあげられる。
情報化社会や少子化など、社会の変化に伴って学校現場においても様々な問題が山積する現代では、学級担任1人では解決困難な問題も増加しており、学級担任間のチームワークが問われている。その中には、個に応じる学習指導や、問題行動の指導や保護者の多様な教育要求に応える対応など学級担任の個人的な努力だけでは処理しきれない課題も少なくない。このような職務...