1,幼児期の偏食について解説しその原因と対応について述べよ。
幼児期になると自我の発達に伴って,自己主張が出で来る。食生活についても好き嫌いが形となって現れ偏食などの特有の問題が出てくる。好きなものだけ食べるという偏りが続くと身体の発達に悪影響を与え,生活習慣病を引き起こす可能性もある。偏食の主な原因として次のようなことが考えられる。
◎原因
・多種類の食品や料理を食べる機会が少ない。
・大人が美味しそうに食べていない。
・美味しくない
・食べたことのない食品,食べなれない食品。
・以前に食べたときの不快体験,友だちやテレビの影響
◎対応
・メニューを増やす。食べやすい味付け,調理を工夫する。
・楽しい会話をし,大人も楽しく美味しく食べる。
・空腹感を与える。
・無理強いせず,嫌がる理由を考える。
・何にこだわっているか,味,食感,外観それを理解し,排除の工夫をする。
周りの大人に好き嫌いがあると子どもの食べる機会が少なくなるので,子どもの偏食を大人が作らないように注意する必要がある。また,食材の彩や盛り付けに気を配り子どもの「食べたい」という気持ちを引き出...