一方、教科外指導の目的は、主として人格の形成にある。学校教育は、この両者が相働きあって広い意味での「人格の完成」をめざすものである。
教科指導の目的である学力の形成の学力をどう見るかは時代や社会の変化により左右されている。今、求められている学力は、従来から存在する代表的な2つの学力観(文化的・社会的遺産としての客観的知識の量を学力とする見方と、問題場面にあたって、これを解決する実践的・創造的能力を学力とする見方)を止揚した「自ら学び、自ら考える力」である。
教科指導と教科外指導とは何か、それぞれを具体的にまとめ、その両者の関係はどうあるべきかについて述べよ。
学校の教育活動は、教科指導と教科外指導とに大別できる。教科指導とは教科の学習指導のことであって、その目的は主として学力の形成にある。一方、教科外指導の目的は、主として人格の形成にある。学校教育は、この両者が相働きあって広い意味での「人格の完成」をめざすものである。
教科指導の目的である学力の形成の学力をどう見るかは時代や社会の変化により左右されている。今、求められている学力は、従来から存在する代表的な2つの学力観(文化的・社会的遺産としての客観的知識の量を学力とする見方と、問題場面にあたっ...