日本のインテリジェンス・コミュニティの課題と対策

閲覧数2,395
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員1,100円 | 非会員1,320円

    資料紹介

    本レポートでは、日本のインテリジェンス・コミュニティの必要性と、抱える問題点を指摘し、今後の日本で求められる対策について考察する。まず、インテリジェンスとは何であるかを、言葉そのものと実際に期待される役割から述べる。次に、英国のインテリジェンスを例に挙げ、世界で最も優れていると言われる組織の強みを考察する。最後に、日本のインテリジェンスの実態を踏まえ、課題と対策を考えていく。(本文4834字)

    0.はじめに
    1.インテリジェンスとは
    1.1."インテリジェンス"の言葉が指すもの
    1.2.インテリジェンスの存在意義
    2.英国のインテリジェンスを支えるコリジアリティ
    2.1.インテリジェンス・コミュニティ
    2.2.コリジアリティ
    3.日本のインテリジェンス
    3.1.高まる関心
    3.2.インテリジェンスの実態と課題
    3.3.日本のインテリジェンス・コミュニティを作るためには

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    日本のインテリジェンス・コミュニティの課題と対策



    0.はじめに

     本レポートでは、日本のインテリジェンス・コミュニティの必要性と、抱える問題点を指摘し、今後の日本で求められる対策について考察する。まず、インテリジェンスとは何であるかを、言葉そのものと実際に期待される役割から述べる。次に、英国のインテリジェンスを例に挙げ、世界で最も優れていると言われる組織の強みを考察する。最後に、日本のインテリジェンスの実態を踏まえ、課題と対策を考えていく。



    1.インテリジェンスとは

    1.1.”インテリジェンス”の言葉が指すもの

     “Intelligence”は、英和辞典では①知能、知性、知恵、②知的存在、③諜報、諜報機関と訳され、一般的に、スパイ、つまり対外情報収集を想起させる。インテリジェンスが指す「情報」とはどのようなものか。CIAで情報分析の父として知られるシャーマン・ケントは、「インテリジェンスは、知識のための知識ではない。それは実際に行動するという実践的な目的のための知識なのだ。」と説く。情報や知識を表す単語として「インフォメーション」が挙げられるが、英和辞典...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。