経済学 分冊2

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経済学 分冊2

日本大学 総合教育科目
「国民所得と物価水準」

 国内に限らず、世界中で様々な企業がいろいろな財・サービスを生産し販売している。その量は、無計画的に行われているのではなく、過去の販売実績や売れ残り、あるいは買い手の好みやニーズ、需要量などを常に分析しながら、その量が決定されているといえる。よって個々の企業の生産量は、その財・サービスに対する需要量に依存し、一国の生産量は、社会全体の需要量に依存していると考えられる。

 社会全体の需要量を総需要ADとしたとき、例えば、車に対するそれは、次のように定義することができる。
 総需要(AD)=消費需要(C)+投資需要(I)+政府支出(G)+輸出(X)
 消費需要(C)とは、消費者の消費財に対する需要であり、投資需要(I)とは、生産者の投資財に対する需要である。また、政府部門の財・サービスに対する需要は、政府支出(G)となる。国内需要といわれるこれら3つと、当然、車は海外へも輸出されるため、輸出(X)を含み、そして総需要は定義される。

これに対して、総供給は(AS)は、車の場合国産車と外車が存在するため、次のように定義され...

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