近大姫路大学(姫路大学)通信教育学部の合格レポートです。 学習の参考資料としてご活用下さい。
設題2「児童・生徒理解の必要性と機能、理解と指導との関連性について述べよ。」
生徒指導の基盤となるのは児童生徒一人一人についての児童生徒理解の深化を図ることと言える。一人一人の児童生徒はそれぞれ違った能力・適性、興味・関心等を持っている。また、児童生徒の生育環境も将来の進路希望等も異なる。それ故、児童生徒理解においては、児童生徒を多角的総合的に理解していくことが重要であり、学級担任・ホームルーム担任の日ごろの人間的な触れ合いに基づくきめ細かい観察や面接などに加えて、学年の教員、教科担任、部活動等の顧問などによるものを含めて、広い視野から児童生徒理解を行うことが大切である。児童生徒理解は、一人一人の児童生徒を客観的かつ総合的に認識することが第一歩であり、日ごろから一人一人の言葉に耳を傾けその気持ちを敏感に感じ取ろうという姿勢が重要である。
児童・生徒理解の必要性や機能として、4つを示すことができる。
第一に、子どもたちの伸ばしてやるのはどこか(開発的指導)、どのようなことについて予防的対処をするか(予防的指導)、改善・矯正するのはどこか(治療・強制的指導)など、指導のねらいを適切...