憲法答案練習 プライバシー権

閲覧数1,994
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    憲法答案練習 ~プライバシー権~
    〔問題〕
     私立Y大学は、外国要人が国賓として来日する際に、学内で講演会を開催することを計画し、参加を申し込む学生に対し、参加者名簿に氏名、学生番号、住所及び電話番号を記載させた。Y大学は、本件講演会の警備に当たる警視庁の要請により、講演会の開催前に本件名簿を警視庁に提出した際、そのことを参加申込者にあらかじめ告知して同意を得ることしていなかった。
     Y大学の学生で本件講演会参加申込者であるXは、本件名簿の提出によりプライバシー権が侵害されたとして、Yに対し損害賠償を請求した。
     この場合の憲法上の問題点について検討せよ。
    〔答案〕
    1 Xはプライバシー権の侵害を理由にYに対して損害賠償を請求しているが、そもそも  プライバシー権は人権として認められるか。明文にないため問題となる。
      思うに、14条以下の人権カタログは網羅的ではなく、歴史的に既に確立した権利を  例示的に列挙したものにすぎず、例示されていない権利を排除する趣旨ではないと考え  る。
      ただ、人権を容易に認めると、かえって、他人の自由を不当に拘束し、また、裁判官  の恣意につながりや...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。