【参考資料】
簿記論テキスト/久野光郎
簿記/中島稔哲
簿記論/石山ら
「売掛金」とは、取引先との継続的な取引を前提とした、しかも主たる営業活動から生じた債権の未収額である。「買掛金」とは、得意先との継続的な取引を前提とした、主たる営業活動から生じた未払金である。それ以外の債権・債務取引には、「未収金・未払金」「貸付金・借入金」「前払金・前受金」「仮払金・仮受金」「立替金・預り金」「商品券(自店と他店)」がある。
まず、「未収金・未払金」とは、不用品の売却や備品・消耗品の買入れのような企業の主たる営業活動以外の付随的な活動から生じた取引の債権・債務である。これらを処理するために、未収金勘定・未払金勘定を設定する。
【例】営業用のショーケース¥500,000を代金は月末払の条件にて購入する。
(借)備品 500,000 (貸)未払金 500,000
上記代金¥500,000を小切手を振り出して支払った。
(借)未払金 500,000 (貸)当座預金 500,000
「貸付金・借入金」とは、借用照明(金銭消費貸借証)にもとづいて、相手側に金銭を貸した場合には貸付金、相手側から金銭を借りた場合には借入金が生じる。このような金銭の貸借を処理する場合の...