経済学 分冊1
日本大学 総合教育科目
「完全競争市場」
完全競争市とは、消費者や生産者一人ひとりが、市場に対して影響力を持たない状態である。市場が完全競争であるためには、市場に参加する経済主体一人ひとりが市場に対して影響力を持たないことが必要で、第一条件となる。この条件と同時に、同一市場で取引される財が同質的であることもまた必要となる。
「予算制約」
私たちは望んでいるだけの消費はできない。私たちの支出は、所得によって制約されているためである。
「①需要曲線」
二つのアイスクリーム店があると仮定する。しかも同じ味で同じ量、使っている材料もまったく同じである。しかし、二つのお店の...