・課題
第1課題第1設題
身近な自然環境の観察をもとに、自分の住む地域の植物や動物の育つ様子についてまとめなさい。
第2課題第5設題
身近な自然の中で生物の冬越しの様子を観察し、まとめなさい。
・講評
第1課題
モンシロチョウの卵から成虫までの飼育、観察記録 楽しく読ませていただきました。大変詳しくまとめられていると思います。他の生物とのかかわりについて考察されていることも大切なことだと思います。
第2課題
身近な自然での観察をもとに、生物の冬越しする様子をよく整理して、まとめられていると思います。寒い季節を力強く生き抜いている生物の姿がよく伝わってきます。
・参考文献
第1課題
『生活の科学Ⅰ』 土橋永一 聖徳大学通信教育部 2009.8.1
『自然観察事典19 モンシロチョウ観察事典』 小田英智・北添伸夫 偕成社 1999.6
『わたしの研究⑧ モンシロチョウの観察』 石井象次郎 偕成社 2000.10
第2課題
『生活の科学Ⅰ』 土橋永一 聖徳大学通信教育部 2009.8.1
『日本どんぐり大図鑑』 徳永桂子 偕成社 2004.3
『大自然のふしぎ 増補改訂 昆虫の生態図鑑』 佐藤幹夫 ㈱学研教育 2010.6.30
『虫たちの越冬戦略』 朝比奈英三 北海道大学出版会 2009
第1課題第1設題
本小論は、「モンシロチョウ」を観察し、その育つ様子をまとめることを目的とする。観察・採取方法は、筆者が鉢に植えた無農薬栽培のキャベツの苗より卵を採取し、飼育による観察とする。
2013年4月17日、キャベツの苗を日当たりのよい戸外に置き、成虫の産卵を試みる。
4月22日、成虫が産卵する様子はみられなかったが、卵が葉裏に4粒産みつけられているのを発見した。卵はひと粒ずつ産卵されており、長さ約0.7㎜、直径が約0.15㎜、黄白色であった。このまま戸外での飼育は、外敵に狙われる可能性があるため、卵を苗ごと採取して室内(平均気温22℃)に入れ、プラケースで観察する。また害虫を防ぐため、清潔なガーゼを蓋部に張った。
4月24日、卵が橙色になってきた。
4月25日、卵から幼虫がすべて孵っていた。卵の殻は食べてしまったのか、見当たらなかった。新芽の柔らかい葉の表面をけずりとるようにして食べている。体がすけており、体長は約3㎜。
4月26日、食草のキャベツの色素のせいか、体が透明度のある緑色に変化していた。外敵から身を守るための保護色だと考えられる。糞も緑色であった。
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